ディスペプシアという言葉は聞きなれない言葉かと思います。
これは胃の痛みや不快感などを指す医学用語で、原因ははっきりとしていないが、何らかによって胃の働き(機能)が悪くなっていることを指しています。
「胃が痛い」「胃がもたれる」などの症状はあるのですが、内視鏡などで検査しても異常はなく、原因がわからないという場合には、機能性ディスペプシアと診断されることが多くあります。
上記のような症状が、機能性ディスペプシアと診断される主な症状になります。
これら以外にも、胃のむかつきや、よくよく不振、吐き気とおう吐などがみられることもあります。
原因ははっきりとは分かっていません。
胃や十二指腸で炎症や知覚過敏などが起きていることもありますし、精神・心理的な要因から症状が出ているという場合もあります。
また、遺伝的になりやすい方がいたり、生活習慣の乱れや飲酒・喫煙が原因となる場合もあり、原因は様々です。
胃の機能に何らかの障害が起きていると考えられる場合には、症状に合わせてお薬を服用します。
胃酸の出過ぎを抑制する薬や、消化管の運動を調整してくれる薬を服用し、症状の改善を図ります。
食生活や運動習慣などを見直すことも、治療のひとつです。
食べ過ぎ・飲み過ぎを控えるようにし、できるだけ運動する機会を日々の生活で見つけていきましょう。
またアルコールやたばこの適量を守るよう心掛けることも重要です。
規則正しい生活を目指し、身体への負担を軽減して改善をしていきます。