大腸がん
国立がんセンターがん対策情報センターの統計によると、大腸がんで死亡した方は、1960年から最新の2008年まで増加し続けています。
部位別死亡者数でも、大腸がんは肺がん、胃がんに次いて第3位となっており、性別ごとに見ると男性は第3位、女性では第1位となっています。
大腸がんで命を落とす方は年々増加する傾向にありますが、初期のうちに発見・治療できれば比較的生存率が高いとされています。
ですが初期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、予防や初期発見・治療につなげるためには定期的に検査を受けることが大切です。
お住まいの自治体によっては無料で大腸がん検診を受けられる場合もありますので、ご自分の大腸に目を向けるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
大腸がんチェック
以下の項目に当てはまる内容が多い方は要注意です。一度検査を受けることをお勧め致します。
- 家族・親戚に大腸がんの人がいる
- 40歳以上の方である
- 加工食品を食べることが多い
- 運動不足である
- 太り気味である
- 便に血が混じっている
- 下痢と便秘を繰り返すことがある
- 最近、細い便がよく出る
- 便潜血検査で陽性のことがあった
大腸がんの検査
大腸がんの検査には、主に以下の検査が行われます。
便潜血検査
人間ドックでよく行われる検査です。
検査前の食事制限や体への負担もないので簡単に受けられる検査です。